即効性のある性力剤の効果や副作用~安易な性力増強に注意!
勃起不全で悩む日本人男性は1,100万人以上もいると言われており、その数は成人男性の4分の1にも及びます。
この割合だけ見ますと、毎日の通勤電車や街を歩いている人の中にも、勃起不全の人がかなりいることになります。
いまや、勃起不全はそれほど身近な病気なのです。
勃起不全は動脈硬化が原因であったり、ストレスなどの心因性の疾患が原因となる場合もあります。
しかし、症状が症状だけに病院にも行きにくいため、一人で抱え込んだ挙句セックスレスとなってしまう場合も少なくないようです。
十分にセックスできない状態はすべて勃起不全ということになりますが、中には妻とのセックスだけ勃起しないという「妻だけED」という症状もあるようです。
この場合は精神的な要因が大きいと思われますが、その奥には深い闇があるのかもしれません。
そうした悩みを持つ男性は、副作用を伴いつつも即効性のある「医薬品指定の勃起薬」を使用してでも、その悩みを解決しようとする人は少なくありません。
しかし、安易な知識で医薬品指定の勃起薬を服用するのは、実はとても危険です。
そこでこの記事では、それら即効性効果の見込める勃起薬について、様々な角度から解説して参ります。
【精力剤の副作用や危険性を知ろう】
目次
精力(性欲)を増強させる商品は、大きく分けると即効性のある精力剤と即効性のない精力サプリです。
即効性のある精力剤は、勃起薬と強精剤の2種類に分類することができます。
そして、精力は「強壮剤」となります。特に即効性のある精力剤はいわゆる「勃起薬」と呼ばれるものです。
一般的に精力剤として思い浮かべるのは「強壮剤」ではないでしょうか?セックス前にちょっと景気づけに飲む興奮作用があるものが強壮剤です。
もちろん、用法と用量をきちんと守っれば、セックス中に中折れする確率は低くなるのですが、用法と用量を守らずに飲んでしまうと、副作用によってセックスどころではなくなるケースもあります。
今回は、そんな即効性のある精力剤の危険性や副作用、被害等について解説していきます。
リスク管理をしっかりと行わないと、どうなるのか?
今回は即効性のある性力剤の効果や副作用について紹介をしていきます。安易に性力剤に頼っている方は必見の情報満載です。
【即効性のある精力剤とは?】
即効性のある性力剤とは、「バイアグラやレビトラ、シアリスのような勃起薬」や「栄養ドリンクのような一回使用したらそれで終わり」という、さまざまな栄養素や医薬品、興奮剤が含まれた強精剤を指します。
例えば、レッドブルなどのエナジードリンクをセックス前に性力剤の代わりに飲む方がいると思いますが、レッドブルには少量のカフェインやアルギニンが含まれてはいますが、医薬品は一切含まれていませんので、どちらかというと強壮剤に分類されるものです。
そのため、EDだったり精力が減退している方がレッドブルを服用しても、即効性のある確かな効果は実感できないでしょう。なぜなら、配合されているアルギニンなどの量が極めて微量だからです。
アルギニンには精力増強や勃起力アップ効果がありますが、これらの効能を発揮するには、十分な量が配合されている必要があります。
コンビニで販売されている性力剤は、疲労回復が気持ち体感出来る程度の効果はあるので、なんだか疲れたなというときには購入して服用してみてはいかがでしょうか?
しかし、「性欲がなくなった、精力をアップさせたい、早く勃起をしたい、中折れを防止したい勃起力を高めたい!」といった場合は、コンビニで販売されている栄養ドリンクやエナジードリンクでは十分な効果は得られません。
【勃起薬について】
性力剤の1つである勃起薬は医薬品であり、
・バイアグラ
・レビトラ
・シアリス
この3種類が現在のところ日本で流通しています。
このうち、バイアグラは、特許が切れていますので日本国内で正規のジェネリック医薬品が発売されています。しかし、残りのレビトラ、シアリスは、まだ特許が切れていないので、ジェネリック医薬品は販売されていません。
特にシアリスは、服用してから30時間以上効果が持続するという優れものです。
だから、世界でもっとも売れている勃起薬です。しかし、その分、偽物も多く出回っており個人輸入代行業者から購入した場合、高い確率で効果のない偽物をつかまされる可能性があることを覚えておきましょう。
勃起薬については、勃起しにくくなったり、途中で中折れをするときなどに、飲むといい性力剤です。
ただし、勃起薬は医薬品ですから、コンビニや通販で購入することはできません。
これらを入手したい場合は、専門のクリニックで医師から処方箋をもらって手に入れるのが一般的です。これなら、偽物をつかまされることなく安全に手に入れることができるでしょう。
また、医薬品ですから、現在飲んでいる薬があれば飲み合わせの問題で服用できないケースもあります。たとえば、硝酸剤などを飲んでいる方はどの勃起薬も服用をすることができません。
バイアグラ・シアリス・レビトラ解説
ここで、バイアグラ・シアリス・レビトラについて少し詳しく触れておきましょう。
バイアグラ
バイアグラはクエン酸シルデナフィルというのが正式名称です。
勃起と関りがあるのは非アドレナリン非コリン作動性という神経なのですが、ここが性的刺激を受けると海綿体の中で神経末梢から一酸化窒素を放出します。
一酸化窒素はcGMPという物質を生成し、陰茎海綿体の血管平滑筋を弛緩させて海綿体に大量の血液が流れ込みます。
やがて、cGMPはPDE-5という物質によって分解されますが、この状態になると勃起がおさまります。
勃起不全や中折れのようにペニスが十分に勃起しないのは、まだcGMPが必要なのに、早々とPDE-5が生成されるからです。
バイアグラは、このPDE-5が生成されるのを阻害してcGMPが分解されるのを防ぐために勃起力が持続するわけです。
ただし、バイアグラを飲めばいつでも勃起するのかというとそうではありません。
性的刺激があって初めて、バイアグラは有効に働きます。
つまり、cGMPが生成されてからPDE-5がcGMPの分解物質として生成されるわけですから、ただ単にPDE-5の阻害作用が働くだけでは何も起こりません。
バイアグラは、ニトログリセリンや硝酸剤と併用すると死亡するおそれがあります。
シアリス
シアリスは効果が36時間持続するため、セックスのタイミングに合わせて飲まなければならないなどの、プレッシャーを感じる必要がありません。
服用してから1時間程度で効果が現れるので、性的刺激を受ければ勃起するようになります。
また、食事の影響を受けないので、何を食べてもいいのも服用する側にとっては便利です。
ただし、空腹時に飲んだほうが即効性があるのはバイアグラやレビトラと同じです。
1回に必要な摂取量は個人差があるため、医師の診断を受ける必要があります。
シアリスを飲むとめまいや視覚障害を起こすことがあるため、自動車の運転は控えたほうがいいでしょう。
シアリスは狭心症や不整脈などの既往症のある人は服用できません。
また、バイアグラと同様にニトログリセリンや硝酸剤との併用は血圧の低下を招いて危険です。
海外にはシアリスの偽物が横行していますので、個人輸入などで入手する際は十分に注意する必要があります。
レビトラ
レビトラは、バイアグラと同様にPDE-5を抑えることにより、勃起状態を維持する効果があります。
服用後15分で効果を発揮するので、バイアグラに比べて即効性があります。
効果は5時間~10時間持続し、食事による影響も受けにくいのが特徴です。
ただし、空腹時に服用したほうが効果があります。
服用後はめまいや視覚障害が出る場合があるため、車の運転は控えたほうがいいでしょう。
レビトラは、ニトログリセリンや硝酸剤を服用している人は使用できません。
急激に血圧が低下して命に関わる場合があるため、十分な注意が必要です。
海外にはレビトラの偽物が横行しているため、個人輸入などで入手するのは危険を伴います。
※これらは、以下の別記事で更に掘り下げて詳細解説しています。時間のある方は合わせてご覧下さい。
⇒バイアグラ・シアリス・レビトラの効果や違い、副作用~購入時の注意点まとめ
[勃起薬の効果について]
勃起薬の効果は、結論から言ってしまうとすべて同じと見ていいでしょう。
少なくとも、勃起薬はどれも同じ原理で作用しています。
単純に勃起しやすいコンディションになり、勃起の持続力を維持することはできますが、それ以上の働きは、勃起薬にはないのです。
そのため、飲んだからといって女性にムラムラしなければ勃起しませんし、精力が減退しているときに飲んだ場合、勃起はするかもしれませんが、激しいセックスをしたいといった欲望はわいてきません。
繰り返しになりますが、勃起薬をいくら服用しても、PED-5の抑制効果しか得ることができませんので、性力を回復させたいという希望はかなえられません。一時的にペニスが元気になるだけであり、使用者本人が元気にならなければ意味がありません。
[性力剤・勃起薬の副作用]
性力剤(勃起薬)は医薬品ですから副作用があります。
副作用は勃起薬ごとに異なるものの、以下のような共通した作用があります。
・潮紅
・頭痛
・目の充血
・動悸
・鼻づまり
・消化不良
それほど重篤な副作用はありませんが、特定の薬(硝酸剤)を服用している人や半年以内に脳梗塞や脳出血、心筋梗塞などを起こした人は、勃起薬を使用するのは非常に危険です。
さらに、決められた用量と用法を守らずに服用した場合、死亡する可能性もあるので注意が必要です。
また、常用すると肝臓や腎臓などへの負担も大きいため、勃起薬は常用するべきものではないのです。
勃起薬の特性から見た副作用解説
勃起薬の特性は、血管に対して作用するものです。
勃起力を抑える成分を阻害すると共に、ペニスの海綿体に無数に伸びる毛細血管を拡張して柔軟にすることで、大量の血液を呼び込んで勃起力を強くするのが勃起薬です。
このように、血管を中心に作用する薬なので、脳梗塞や脳出血、心筋梗塞を起こした人は要注意となります。
これらはどれも、血管に異常があって起こった病気であるという共通点があります。
脳梗塞は脳の血管の一部が詰まってその先に血液が送られなくなり、その部分の脳細胞が壊死したものです。
脳出血は、脳の血管の一部が詰まったために、心臓の鼓動とともに次から次に送られてくる、血液の圧力に耐えられなくなった血管が破れて血液が脳の中に漏れ出し、それが凝固して脳細胞を圧迫したものです。
心筋梗塞は、脳梗塞と同じ状態が心臓の血管で起こり、心臓の一部が壊死する病気です。
どれも重篤な病気で命の危険がありますが、これらはすべて血管の異常が引き起こしたものという共通点があります。
これらの病気が治っても、しばらくの間はいつ再発するかわからないので、最低でも半年くらいは勃起薬を使用しないほうが良いという事が、一般論として推奨されています。
参考文献:[国立循環器病研究センター]心筋梗塞、狭心症-その予防と治療
【強精剤について】
強精剤は男性ホルモン「テストステロン」補充療法
勃起薬よりも即効性は劣りますが、勃起薬は単純にペニスを勃起させる効果に優れているだけでした。
一方、強精剤は勃起力や精力の低下原因は男性ホルモンの減少にあるとして、男性ホルモンを強精剤で補おうとするものです。
また、血行を促進させて勃起力や勃起の維持能力を高めるためにも利用されます。
男性ホルモンの中のテストステロンは年齢とともに減少をしていきますので、何もしなければ分泌量は低下の一途を辿ります。特にデスクワークで運動不足の人や、食生活が乱れていたりすると、テストステロンの減少速度はさらに早くなります。
テストステロンは運動することで分泌量が増えることがわかっています。
大きな筋肉を鍛えるには、スポーツジムに通ってトレーナーの指導を受けながらトレーニングするのが最適です。
もちろん、自分でこれらの筋肉を鍛えることも可能ですが、時間とお金に余裕があれば、本格的にトレーニングするのもいいかもしれません。
テストステロンは「男性が男性らしくあるために欠かすことのできないホルモン」で、テストステロンが不足するとEDになったり、肥満や精力や性欲の減退にもつながるため、男性にとっては非常に重要なホルモンなのです。
強精剤を飲むことで外部からテストステロンを摂取するので、強精剤も男性ホルモン補充療法の1つと言ってもいいかもしれません。
強精剤も医薬品に分類
ちなみに、強精剤は医薬品に分類されますが、第一類医薬品から第三類医薬品まであります。
第一類医薬品には
・テストステロン
・ストリキニーネ
・ヨヒンビン
・メチルテストステロン
などがあります。
第一類医薬品は、薬剤師しか取り扱うことができません。
第二類~第三塁までは、登録販売者でも販売することができますが、効果は薬剤師しか取り扱うことのできない、第一塁医薬品に分類されるものの方が圧倒的に高いでしょう。
即効性精力剤の購入方法
では、即効性のある精力剤はどこで入手できるのかと言えば、下記で紹介しているあかひげ薬局のオンラインサイトなどで購入することが可能です。
(※商品によっては店頭販売のみ。要署名捺印)
このような専門店で購入できる即効性のある精力剤には、医薬品に指定されている成分が含まれています。
強精剤には他にも、
・オットセイ
・マムシ
・朝鮮人参(高麗人参)
・すっぽん
・ニンニク
・マカ
・亜鉛
・カンフェリア
・ロットンダ
・シトルリン
・L-アルギニン
などのどれかが含まれているのが一般的です。
しかし、即効性を求めるのであれば、テストステロン、ストリキニーネ、ヨヒンビン、メチルテストステロンが配合されている強精剤を購入するようにしましょう。
テストステロン、ストリキニーネ、ヨヒンビン、メチルテストステロンが配合されているものは、気休めではなく、即効性のある確かな精力増強効果を発揮します。
前項で触れた、コンビニやドラッグストアで購入できる性力剤は、飲んで仮に効果があると思っても、それはプラシーボ効果(偽薬効果)、つまり思い込みからくる自己暗示にすぎません。
ちなみに、即効性のある精力剤に含まれる成分には、ヨヒンビンなどがあります。
※ヨヒンビンとは?※
ヨヒンビンはバイアグラなどの勃起薬がなかった時代に、勃起薬として使用されていたもので、西アフリカに自生するヨヒンベという植物に含まれる成分です。日本では劇薬に指定されています。
これは非常に危険な副作用がありますが、勃起薬としての即効効果もあります。
自律神経の中の交感神経をマヒさせて、勃起を促す副交感神経を強制的に優位にさせる効果を持っています。そのため、ヨヒンビンは勃起力アップや勃起の維持に効果を発揮します。
さらに、陰茎の血管を拡張する効果がありますので、勃起しにくい男性が使用すると、スムーズに勃起する可能性が高くなります。
自律神経と副交感神経
自律神経は体の内臓器官の活動を調整するための機能です。
自律神経は24時間動いていて、主に昼間や活動しているときは交感神経が活発に動き、静かにしているときや夜中になると副交感神経が動き出します。
この2つの神経の連動がうまくいかず、乱れが生じるのが自律神経の乱れで、ひどくなると自律神経失調症を引き起こします。
自律神経の乱れは、主に不規則な生活やストレスが原因で起こります。
内臓全般をコントロールする神経ですから、自律神経が乱れると体の各部にいろんな障害が発生します。
こうなる原因はさまざまですが、やはり一番多いのはストレスです。
ストレスにもいろいろあり、人間関係や仕事のストレスから、疲れからくるストレスもあります。
また、音や光、温度などが体にストレスを与え、それがもとで精神的ストレスとなって自律神経に影響することもあります。
※ストリキニーネ※
強精剤の成分の一つとして含まれているのがストリキニーネです。ストリキニーネは脊髄にて、強力な中枢興奮作用を与えることができます。そのため、ストリキニーネは劇薬に指定されている成分です。
ストリキニーネは、マチン科の樹脂であるマチンから抽出するもので、脳や脊髄に作用して強力な中枢興奮作用を発揮します。このことから劇薬として指定されているのです。
主に勃起促進剤として使用されており、あかひげ薬局でもストリキニーネが配合されている性力剤を購入することができます。
※メチルテストステロン※
テストステロンについては前述しましたが、似た名前の成分にメチルテストステロンがあります。これは、テストステロンを壊れにくく加工しメチル化した物質です。
通常のテストステロンを摂取しても、肝臓で分解されてしまいますので、摂取したテストステロンはすぐに壊れてしまって役に立ちません。
これを防ぐために、メチルテストステロンに加工して肝臓で分解できないようにし、そのまま体内で効力を発揮させるわけです。強精剤の中でも飲むタイプの強精剤にはテストステロンではなく、メチルテストステロンが使用されているのが一般的です。
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しかし、これらはいずれも医薬品の成分ですから、体質に合わない場合や、過度に使用しすぎると、副作用が出る可能性が高くなります。
先に紹介したあかひげ薬局のオンラインショップでも、ヨヒンビン含有商品は店頭販売のみ(+署名捺印)でしか手に入らないのは、こういった事情があるからなのでしょう。
このように、医薬品として販売されているものには多かれ少なかれ、副作用があると思ったほうがいいでしょう。
例えば、風邪薬にも眠くなる副作用があります。
即効性のある精力剤には、必ず医薬品の成分が含まれています。
即効性を出すためには、医薬品に指定されている成分を含まない限り、確かな効果が得られないのです。
【強精剤の効果について】
強精剤の効果については、男性ホルモンを強精剤で補うことで分泌量を増やし、精力増強や勃起力アップに確かな効果を発揮します。なぜなら、男性の性力の源であるテストステロンを取り入れるのですから、勃起力がアップするのは当然のことです。
そうなると、強精剤を飲んでいる間は勃起力が増すものの、飲むのをやめるとまた勃起力が低下してしまいます。
また、これはテストステロン補充療法にも似ていますが、テストステロン補充療法を行うと前立腺がんを悪化させるおそれがあると指摘されています。
また、ヨヒンビンやストリキニーネのように自律神経や中枢神経をマヒさせて、勃起しやすい状態にしたり強制的に興奮状態にしたりすることで、勃起力をアップさせることができます。
ただし、自分の精力や勃起力がなぜ減退しているのかよくわからない状態で強精剤を使用してしまうと、これから紹介する副作用が強く出て来る可能性があります。
単純に勃起力が減退しているのであれば、ヨヒンビンを使用して自律神経をマヒさせるよりも、勃起薬を利用して勃起させてしまう方が安全で手っ取り早い方法です。つまり、ハイリスク・ハイリターンなのが強精剤です。
性力剤とはいっても、医薬品であり副作用もありますので、その道のエキスパートの判断を仰ぎ利用するのが安全です。
【強精剤の副作用】
強精剤に含まれている成分によって、第一類から第三類までの医薬品に分類されています。医薬品ですから副作用が必ずあります。前述したとおり風邪薬にも副作用があるのですから、性力剤の強精剤に副作用があっても不思議ではありません。
つまり、体内に十分な量のテストステロンがあるから、もう作らなくてもいいと思って、分泌をやめてしまうのです。
これではテストステロンの分泌量の低下を招いてしまうので、何のために補充するのかわからないことになります。
結果として、精子の生成量の減少や勃起力の減退を招く恐れがあるのです。
強精剤は医薬品ですから、知識のない個人が自分の判断で取り扱うのは危険なのです。そのため、強精剤は医師・薬剤師の診断がなければ処方されることはありません。
このことから、ネット通販で手に入れることができる強精剤はかなり危険であるといえます。もちろん、コンビニなどで購入することは不可能です。
繰り返しになりますが、精力剤には医薬品の成分が含まれています。
医薬品として用いられているということは、臨床試験などを経て効果が確実にあるとされているのですが、副作用も確実にあります。
服用すると副作用や身体に何かしらの弊害があるので、その危険性から一般販売が禁止されているわけです。
それがコンビニなどでは購入出来ない最大の理由です。
では、具体的な副作用についてですが、下記のようなものがあります。
・震戦(筋肉が収縮したり弛緩したりを繰り返す状態)
・動悸
・血圧の上昇
・震え
・頻脈
・不安感
・吐き気
・食欲不振
・発疹
・発赤
・幻覚
・腎不全
・頭痛
・めまい
・虚脱感
・心拍異常
・視覚異常
・鼻詰まり
・多血症
・体液貯留
・前立腺肥大症
・前立腺がん
・肝毒性
・男性不妊症
・うつ病
・女性化乳房
これらが副作用としてあります。
危険性の少ないものから大きいものまで実に様々です。
強制剤の有効成分のテストステロンは男性の臓器や組織の機能を保つために必要なものです。つまり、外部から強制的にテストステロンを摂取してしまうと、体内のテストステロンのバランスが崩れてしまい、副作用としてさまざまな症状が現れる可能性があるのです。
特に前立腺肥大症をはじめ前立腺がんは、テストステロンを外から摂取した場合、※発症確率が高まる事が懸念されます。
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※前立腺がんの発症もとい、すでに前立腺がんを患っている人が外部からテストステロンを補充すると、前立腺がんの進行が早まる危険があるという事になります。なので、一番怖いのは既に初期の前立腺がんに掛かっている人が、そのことを知らずにテストステロンを補充すると、前立腺がんの進行を早めてしまう恐れがあるのです。
参考文献:北海道大学大学院医学研究院[前立腺がん]
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また、ヨヒンビンやストリキニーネが含まれている精力剤に関しては、自律神経や中枢神経へ作用して、短時間のうちに激しく興奮し勃起させることができます。
即効性のある精力剤に関しては、自律神経へ作用して過剰な興奮を抑える作用を一時的に遮断します。
その結果として短時間のうちに激しく興奮することが出来るわけです。
また、血管を収縮させる自律神経も一時的に働きがマヒしますので、大量の血液が体中を流れることになります。
しかし、本来は抑制されるべきレベルの興奮を引き起こすので、心臓をはじめ筋肉、血液の流れに無理が出てきます。
そのため、上記のような副作用が現れることになります。
漫画のワンピースを知っている方なら、主人公のモンキー・D・ルフィーのギア2の状態であると考えていただければ、イメージしやすいかもしれません。
もちろん、病気を抱えている人が即効性のある精力剤を使用すると、副作用の被害が強く出る可能性があるため、何らかの慢性的な疾患を抱えている場合、また女性に使用する場合は授乳をしている人には使用することが禁じられています。
用法と用量を守って使用すれば、ひどい副作用にはなりませんが、過剰に摂取した場合、心停止を起こすこともあります。
お笑い芸人の江頭2:50さんは、バイアグラを用法と用量を守らずに一気飲みしたうえに酒を飲んで、死にかけたことがありますので、たかが精力剤だから問題ない、自分のことは自分が一番良く知っている~などという慢心から、用法と用量を守らずに飲んだ場合は、かなり危険な状態になる可能性があります。
もちろん、長期の服用も避けた方がいいでしょう。
例えば、コーヒーなどに含まれる興奮物質であるカフェインを過剰に摂取した場合、急性カフェイン中毒を起こします。
そして、レッドブルのようなカフェインが含まれているエナジードリンクを常飲した結果、死亡したという事例が世界各国でありますし、日本でも起きています。
つまり、安全性の高いカフェインでも慢性的に摂取していると命に関わる場合があるのです。
ということは、医薬品の成分が含まれている即効性のある精力剤を慢性的に使用すると、当然ながらカフェインよりも死亡する危険性が高くなります。
さらに、副作用の中に腎不全もあります。
腎臓は体内に入った毒物を解毒する作用がありますが、慢性的に医薬品の成分が含まれている精力剤を使用していれば、腎臓の機能は低下していき、最終的には機能しなくなることもあります。
その結果人工透析をしなければならなくなることもあるのです。
このように、即効性のある精力剤は、基本的にリスク管理ができる健康な人が使うべきもので、そうでない人が安易に使用すると何らかの副作用が必ず現れますので十分注意が必要です。
【強壮剤(精力サプリ)について】
強壮剤には医薬品に分類されるような成分が一切含まれていませんので、安心して飲むことができます。コンビニや通販で気軽に購入することが可能です。
簡単に買えますが、しっかりと選ばないと全く効果のない性力剤に高額なお金を支払うはめになってしまうので注意しましょう。
これらの強壮剤などの性力剤には医薬品の成分が配合されていません。つまり、即効性は期待することができないということです。
また、強壮剤のサプリは健康食品になりますので、医薬品のような自律神経をマヒさせて勃起や興奮を促す効果や、テストステロンのような男性ホルモンを外から注入するようなことはできません。
性力剤の勃起薬は単純に勃起を促す医薬品であり、強精剤は男性ホルモンのテストステロンを補充したり、自律神経や中枢神経をマヒさせて性力や性欲を強制的に増進させる医薬品です。
しかし、強壮剤には前述した性力剤にあるような効能はありません。
つまり、強精剤の場合は男性ホルモンがないなら外部から補おうとするのに対し、強壮剤は「男性ホルモンが無いなら内部から作ろう!」というような違いがあります。
男性ホルモンを増やすには、どちらの性力剤も有効な方法ではありますが、根本的な原因を解決するには強壮剤の方が有効であると考えられます。
なぜなら、男性ホルモンは男性の体の中で生成されるものですから、わざわざそれを外部から取り入れるのは、ホルモンバランスの乱れの要因にもなりますし、男性ホルモンの生成量の減少にもつながります。
老化をはじめとしたさまざまな要因で男性ホルモンの分泌量が低下するかもしれませんが、性力剤の強壮剤を使用して分泌量を一定の値にすることなく、いきなり医薬品の強精剤を使用してしまっては、体が本来持っている機能を劣化させることにつながります。
[効果のある強壮剤(精力サプリ)について]
その他の性力剤が医薬品であるのに対し、強壮剤は健康食品になります。そのため、即効性はありませんが、安全性については、強壮剤は非常に優れたものであるといえます。
しかし、
・L-アルギニン
・亜鉛
・トンカットアリ
・マカ
・朝鮮人参(高麗人参)
・クラムチャイダム
などの有効成分が含まれていない強壮剤をいくら飲んだとしても、精力増強効果を期待することはできません。
[シトルリン]
シトルリンはスイカなどのウリ科の植物に含まれている栄養素で、2007年に医薬品指定が解除された、まだ新しい有効成分です。
シトルリンの主な効能として血管の拡張作用が挙げられます。勃起力が弱まる原因として血行不良がありますが、シトルリンを服用することで血行が良くなりスムーズに勃起しやすくなります。また、アルギニンやオルニチンとの相乗効果があり、精力増強作用や運動時のパフォーマンス向上にも効果を発揮し、アンチエイジングにも効果があるという優れものです。
さらに、男性ホルモンの分泌を促進する効果があり、それに加えてペニスの増大効果もシトルリンにはあります。
スイカなどを食べて摂取しようとしても、シトルリンはうまく摂取することができないので、サプリメントなどで摂取するのがいいでしょう。
[L-アルギニン]
アルギニンは人間の体内で作ることのできる非必須アミノ酸です。しかし、人間の体内で作ることのできる量では、アルギニンの量は不足してしまいますので、食べ物などで補う必要があります。
そのため、アルギニンは準必須アミノ酸とも呼ばれている、不足しがちなアミノ酸です。
アルギニンは血行を良くする他に、ペニスの増大効果があります。シトルリンは体内に入るとアルギニンに変換されますので、シトルリンと同等の効果が期待できます。
ただ、シトルリンとは異なりアルギニンは強いアルカリ性なので、摂取しすぎると消化器系にダメージを与える可能性があります。もちろん、過剰に摂りすぎなければ健康増進作用に優れた栄養素です。
アルギニンとシトルリンには相乗効果が認められており、できればアルギニンとシトルリンは同時に摂取をした方が良い栄養素なのです。
[亜鉛]
亜鉛は海外ではセックスミネラルと呼ばれるほど、性機能に密接にかかわりのあるミネラルです。亜鉛は体内では作ることができないけれども生命活動には欠かすことのできない必須ミネラルとなります。
アメリカでおこなわれた実験で、わざと亜鉛を1日の必要摂取量未満しか与えなかった場合、被験者の精子の量が減少、EDとなる被験者も出ました。それくらい、性には欠かすことのできない栄養素であり、亜鉛が含まれていない、もしくはどのくらい含まれているのか表示されていない強壮剤は効果を期待することができません。
[強壮剤の表示と精力増強効果について]
性力剤の強壮剤の中で代表的な栄養素である、シトルリン、アルギニン、亜鉛の3つを紹介しました。この3つの成分が含まれていなければ、精力の増強を期待することはできません。
残りのトンカットアリ、マカ、朝鮮人参(高麗人参)、クラムチャイダムにもさまざまな栄養素が含まれていますが、基本的にはアルギニンや亜鉛が豊富に含まれているので、性力剤に含まれているという見解になり説明は省かせてもらいます。
繰り返しになりますが、重要なのは、シトルリン、アルギニン、亜鉛です。
ただし、注意点として健康食品などにも言えることですが、ひとつの性力剤に100種類の有効成分を配合しました、200種類の有効成分を配合しました、という物量で勝負する性力剤があります。
このような物量で勝負する性力剤よりは、アルギニンを何グラム、亜鉛を何グラム配合しています、という性力剤の方が効果は確かであり購入するべきものとなります。
たくさん配合されている方が精はつき、高い効果を実感できると思ってしまいそうですが、有効成分がたくさん配合されている性力剤の場合、その性力剤へ配合している有効成分の配合量を伏せているケースが多くなります。
極端な話、耳かき一杯でも有効成分を配合してしまえば、有効成分の1つにカウントすることができます。
たくさんの種類が配合されているものよりも、有効成分がきちんと明記されている性力剤の方が安心して使用することができるでしょう。
強壮剤は健康食品の一種であるとはいえ、何がどのくらい配合されているのか知った上で使用した方が、よりプラシーボ効果も合わさりより効果を実感できます。
ドリンク製の性力剤でも何十種類のエキスを配合してあるものよりは、何グラムの有効成分が配合されているのかがわかるドリンクの方がいいでしょう。
サプリメントでも同様です。アルギニンや亜鉛が何グラム配合されているのかしっかりと表示している性力剤を購入して使用すれば、確実に精力は増強していきます。
※優良商品か粗悪品かを、購入前に見極める方法に関しては、以下の別記事でより深く掘り下げて解説しています。
⇒検証!効果のあるペニス増大サプリと効かないサプリの比較基準を暴露!
【強壮剤(精力サプリ)の副作用】
強壮剤については、即効性はないのですが、長期間服用していくことで精力というのは確実に増強していきます。
では、副作用はないのかといえば、用法用量を守って服用すれば、強壮剤に副作用はありません。
たとえば、1ヶ月分を1日に飲んでしまった場合、副作用は出るとは思いますが、そのような無謀な飲み方をしない限り、副作用が出てくることはまずあり得ません。
その理由として、強壮剤は医薬品ではなく、ただの健康食品だからです。食品なので副作用が起こるはずがありません。
副作用がないので毎日使用することができ、長く続けることができます。
長く続けることにより徐々に精力が増強していくので、即効性を求める方にとっては不満があるかもしれません。しかし、体に負担をかけることなく精を増強させるには強壮剤は非常にメリットがあるでしょう。
つまり、命を懸けてまで即効性のある精力剤に頼らずとも、2~3ヶ月の服用で問題なく勃起することが出来るというわけです。
【まとめ】精力(性欲)剤はケースバイケースで選ぶ!
精力剤は、勃起薬、強精剤、強壮剤の3つの種類に分けることができます。
勃起させるという単純な目的であれば、勃起薬が即効で勃起する効果があります。しかし、勃起薬はペニスを萎えさせる酵素であるPDE-5の働きを阻害するだけなので、精力を増強させたい、性欲を回復させたいという人がいくら使用しても意味がないものです。
そして、医薬品なので医師の処方箋がなければ手に入れることができません。
低下している精力や性欲を医薬品の力で無理やり増強させるのが強精剤になります。勃起薬よりは即効性に劣るものの、分泌量が低下した男性ホルモンの量を増やしたり、自律神経や中枢神経をマヒさせ無理矢理勃起させたり、興奮をさせたりすることができます。
勃起薬より即効性は劣るものの、精力を復活させるという速度においては非常に有効なものです。
そして、強壮剤です。健康食品に分類されるものですが、シトルリンやアルギニン、亜鉛などの有効成分により、徐々にではありますが精力を増強させるのが強壮剤になります。
強壮剤については他の性力剤とは異なります。
強壮剤は健康食品であり、医薬品は一切使用されていませんので、副作用などはありません。使用し続けることで効果を実感することのできる性力剤であり、精力増強に関しては根本的な解決となる性力剤といえるでしょう。
これらの性質から、精力剤の選択は、あなたの目的や置かれた環境によって異なるため、上記のうち「どれが一番!」と一概には言えません。
ただし、ここまで見てきたように、医薬品しての勃起薬や強精剤は副作用や身体へのダメージが懸念されるため、当サイトでは、身体の中からの根本解決が実現できる、強壮剤を一押ししています。
以下の記事はちまたで人気のある精力強壮剤・サプリメントの調査分析を行った記事になります。
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