【ヴォルスタービヨンドブラスト効果口コミまとめ】成分分析から効果期待値を算出
2019年5月24日、ペニス増大系サプリとして絶大な支持を集めたヴォルスタービヨンドがヴォルスタービヨンドブラストとしてリニューアルされました。
この記事では、
・以前のヴォルスタービヨンドと比べて中身はどう変わったのか?
・他の人気商品との差別化ポイントは?
・ネット上の口コミ分析とポジショントークか否かの見極め方法
・そして何より、ヴォルスタービヨンドブラストの配合成分から読み解く、ペニス増大/精力増強効果の徹底分析(本当に効果があるのか?効果無しなのか)
以上の4点について、徹底的に分析⇒その結果を詳しく解説致します。
この記事さえ読めば、あなたがヴォルスタービヨンドブラストに関して抱いている上記疑問は全て解決するでしょう。
新しくなったヴォルスタービヨンドブラストの概要
目次
まずは公式サイトの情報から、リニューアルされたヴォルスタービヨンドブラストの概要を見てみましょう。
L-シトルリン 1,043mg(旧製品から130%アップ/1日あたり摂取量)
L-アルギニン 421mg(旧製品から149%アップ/1日あたり摂取量)
亜鉛 12mg(旧製品と変わらず)
粒数 120粒(旧製品の1.5倍)
内容量 72,000mg(旧製品から146%アップ)
成分量 236種類(旧製品61種類の約3.8倍)
特許成分 4種類(旧製品は2種類)
となっています。
この数値を見る限りでは、主成分であるL-シトルリンとL-アルギニンの摂取量とパッケージ全体の内容量が旧製品のおよそ1.5倍に増量されています。
しかも、配合成分の種類はなんと旧製品の4倍近くに増えています。
いったいどのような成分が追加されたのか?以下の表にまとめました。
旧製品との内容量比較
次にヴォルスタービヨンドブラストの内容量について、旧製品と比較してみましょう。
ブラスト(新商品) | ビヨンド(旧商品) | |
カプセル数 | 120粒 | 90粒 |
内容量 | 72g | 49g |
1粒内容量 | 500mg | 445mg |
1日摂取目安量 | 2,000mg | 1,335mg |
L-シトルリン(1日) | 1,043mg | 801mg |
L-アルギニン(1日) | 421mg | 282mg |
亜鉛(1日) | 12mg | 12mg |
旧製品に比べて内容量が30粒増えたため、1箱を1か月で消費したとすると、新製品のヴォルスタービヨンドブラストは1日の摂取目安は4粒となり、3粒だった旧製品に1粒プラスされたことになります。
1粒あたりの内容量も増えているので、1日の摂取量は1,335mgから2,000mgへと増加しています。
内容量だけを見ると、大幅に増量された上に価格は据え置きなのでお得感はかなり高まりました。
しかし、本当にお得なのでしょうか?
確かにL-シトルリンとL-アルギニンの配合量は1粒分増えていますが、その他の成分はなにが増えたのか、それが問題です。
コストアップしているのは明らかなのに、「旧製品と同じ据置価格では採算が合わないのではないか?」という疑問が浮かびます。
特許成分4種類の特長と摂取量
ヴォルスタービヨンドブラストには、旧製品にも配合されていたジオパワー15とバイオペリンに、新たにアミノシールとアストラジンという特許成分を加え、全4種類の特許成分が配合されています。
これら特許4成分の機能性と配合量を分析してみましょう。
ジオパワー15
ジオパワー15とは、山芋に含まれるジオスゲニンという成分を抽出したものですが、ジオスゲニンにはデヒドロエピアンドロステロン(DHEA)という性ホルモンの分泌を促進する作用がある、という研究報告があります。
DHEAは若返りホルモンとも呼ばれ、生活習慣病の予防や免疫力を高める働きがあり、長寿者の体内に多くみられ、性欲を高める作用があるとされています。
山芋は山薬(さんやく)の名で古くから漢方生薬としても使用されており、強精、強壮、疲労や消耗に効果があるとされています。
ジオパワー15はジオスゲニンの含有率を15%以上にコントロールされた山芋抽出物で、ヴォルスターブランド公式サイトやヴォルスタービヨンドブラストの販売サイトによると旧製品の165mgからブラストは220mgに増量されているようです。
バイオペリン
ピペリンはコショウやヒハツなどに含まれる辛味成分で、肝臓で薬物を代謝する薬物代謝酵素の働きを弱め、医薬品や化合物の生体内利用率を高めることが知られています。
バイオペリンはピペリンの含有量を95%まで高めたもので、一緒に摂った栄養素の吸収率を高める作用があるとされています。
亜鉛の吸収率を高めるのに有効なほか、アミノ酸の吸収にも有効とされています。
ヴォルスタービヨンドブラストには、旧製品と同じ5mgのバイオペリンが配合されています。
新規特許成分アミノシール
アミノシールとはオットセイの骨格筋から抽出されたカロペプタイドというペプチドを主成分にした健康食品素材です。
1967年のウサギを使用した研究によると、カロペプタイドをウサギの胸に塗ったところ、腹の血管に拡張がみられた、としています。
また、耳の付近に静脈注射をすると網膜の毛細血管に拡張がみられた、と報告されています。
カロペプタイドの有用性についてはある程度の効果が確認されていますが、オットセイは保護動物のため狩猟の対象としての捕獲は禁止されており、学術研究のためにしか捕獲が許可されていません。
そのような背景があるためか、1967年の研究報告以降、研究された形跡はないようです。
オットセイのペニスと睾丸を乾燥させたものを漢方生薬では「海狗腎(かいくじん)」といい、50人を超える子どもをもうけ、オットセイ将軍と呼ばれた徳川家斉が愛用していたといわれています。
しかし、残念ながらカロペプタイドは人でのEDに対する評価が行われたことはありません。
なお、ヴォルスタービヨンドブラストに配合されているアミノシールの量は不明です。
漢方生薬を原料としたアストラジン
AstraGin(アストラジン)は、漢方生薬のオウギ(キバナオウギ)とニンジン(デンシチニンジン)を1:1の割合で配合したもので、アメリカのサプリメント素材メーカー・メイプロインダストリーズの製品です。
オウギやニンジンなど漢方生薬に含まれるサポニンには抗酸化作用や血流をよくする働きが知られていますが、アストラジンの効果は漢方処方とは異なり、栄養素の吸収率を向上させて細胞レベルでのエネルギー活性を高める作用を特長としています。
アストラジンはバイオペリンと同様、吸収率を高めるサポート役として配合されているようです。
ヴォルスタービヨンドブラストには、メイプロインダストリーズの推奨量である50mgが配合されています。
配合成分236種類を旧製品と比較
L-シトルリン、L-アルギニン、亜鉛、特許成分4種のほか、ヴォルスタービヨンドブラストには高麗ニンジンやカンカなどの生薬8種を組み合わせた「喜寿気麗」をはじめ、236種類の成分が配合されています。
旧製品61種類から大幅に増えていますが、具体的にどこがどう変わったのか?比較してみましょう。
配合成分は旧成分+新成分ではない
まずヴォルスタービヨンドブラストと旧製品の上位配合成分10種とその量を比較してみましょう。
旧ヴォルスタービヨンド1日摂取目安量1,335mg中の主な成分
L-シトルリン 801mg
やまいも抽出物 165mg(ジオパワー15と推定)
亜鉛含有酵母 12mg
黒胡椒抽出物 5mg(バイオペリンと推定)
赤ワインエキス末
トンカットアリエキス末
マカエキス末
L-オルニチン
ヒハツエキス末
L-アルギニン 282mg(添加物扱い)
ちなみに、加工食品では多く使用されている順に原材料を記載するよう法律で定められていますので、黒胡椒抽出物をバイオペリンとするなら、以下の成分はすべて5mg以下ということになります。
また、仮に70mgを51成分で均等に配合した場合は1成分あたり1.37mgとなります。
ヴォルスタービヨンドブラスト1日摂取目安量2,000mg中の主な成分
L-シトルリン 1,043mg
やまいも抽出物 225mg(ジオパワー15と推定)
植物混合抽出物 50mg(アストラジンと推定)
亜鉛含有酵母 12mg
黒胡椒抽出物 5mg(バイオペリンと推定)
植物抽出物8種(喜寿気麗と推定)
動植物混合粉末16種(除くデキストリン)
植物混合末8種
植物発酵エキス
L-アルギニン 421mg(添加物扱い)
公式ホームページなどに配合量が記載されている成分は全部で6種類、計1,756mgとなりますので、残りの244mgに226成分が配合されていることになります。
旧製品と同じく黒胡椒抽出物をバイオペリンとするなら、黒胡椒以下の成分はすべて5mg以下ということになります。
244mgに236成分が均等に配合されていると仮定するなら、1成分あたりの量は0.61mgとなります。
配合成分の種類が増えた分、配合量は減った!?
上記画像は、ヴォルスタービヨンドブラストのパッケージ成分表記のキャプチャーですが、旧製品ではL-シトルリン、L-アルギニン、亜鉛などに次いで中心的な成分だったマカ、トンカットアリ、アカガウクルアのうち、旧製品で7番目だったトンカットアリエキス末は25番目にランクダウン。
8番目だったマカ末は消え、黒マカエキス末として20番目に記載されています。
そして18番目に表記のあったアカガウクルアは単独での表記が消え、新製品ヴォルスタービヨンドブラストでは7番目に記載されている動植物混合粉末16種のうちの1種となってしまい、もはや完全にわき役と言っていいでしょう。
ほかにも、赤ワインエキスは6番目から13番目にランクダウン、L-オルニチンは有効成分の最下位、58番目という結果です。
旧製品のビタミンやアミノ酸を除く38成分はすべて単独で配合されていましたが、ヴォルスタービヨンドブラストでは、上から10番目以内で黒胡椒より下位にある成分はすべて混合物で単独成分はありません。
黒胡椒以下の混合物3種だけでなんと32成分がひしめいているのです。
旧製品との違いを判定
それでは、リニューアルされたヴォルスタービヨンドブラストと旧製品の違いについて〇△×で判定してみましょう。
L-シトルリン 801mg⇒1,043mgに大幅増量 〇
L-アルギニン 282mg⇒ 421mgに大幅増量 〇
やまいも抽出物 165mg⇒ 225mgに大幅増量 〇
植物混合抽出物 新規追加成分50mg △
△ アストラジンと推定しますが、配合目的がアストラジン自体の有効性ではなく、栄養素の吸収を高めるとするサポート成分のため△とします。
※亜鉛、バイオペリンは変化なし。
※旧製品8番目のマカは単独表記なし、黒マカエキス末として20番目に表記。
× トンカットアリは7番目⇒25番目。
× 旧製品18番目のアカガウクルアは単独表記なし、動植物混合粉末の1種に。
上記の表をまとめますと、
全体としての内容量は増え、シトルリン、アルギニン、やまいも抽出物の摂取量は大幅増量しましたが、亜鉛、バイオペリン以外の上位配合成分はすべて混合物です。
しかも混合物としての配合量が5mg以下と推定されるので、混合されている個々の成分の配合量は1mgを大きく下回ることになってしまいます。
複数の素材による混合物であるならば、少なくとも数十mgは配合されていないと、効果はほとんど見込めません。
さらに、混合物より下位に記載のある単独成分も極めて少ない量しか配合できないことになります。
食品表示法では原材料表示で食品原料と添加物は分けて記載することが義務付けられており、ヴォルスタービヨンドブラストは食品原料と添加物を「/」で分けて記載しています。
/のすぐ後ろはL-アルギニンで、添加物の栄養強化剤として配合されているようですが、残念なことに食品原料のいちばん下位に、旧製品では9番目だったL-オルニチンの記載があります。
また、配合成分に鶏肉抽出物、卵黄粉末、卵白末、かつお節粉などがありますが、こうした通常食品が配合されているのもマイナスポイントです。
例えば、鶏肉抽出物とは疲労を軽減して運動能力を向上させるイミダゾールペプチドのことかと思われますが、イミダゾールペプチドは鶏の胸肉100グラムで約200mgが摂取できますし、ヒト臨床試験では少なくとも200mg程度を1か月以上連用します。
通常食品由来の成分を数ミリグラム配合しても無駄としか思えず、こうした名ばかりの成分は廃してトンカットアリやマカを強化してくれたら、と思うのですが…。
新旧ヴォルスターの比較においては、残念ながらシトルリン、アルギニン、やまいも抽出物以外は旧製品が優れていると言わざるを得ないでしょう。
ヴォルスタービヨンドブラストの効果アリ無し結論
ここまでの各種分析結果を総括し、ヴォルスタービヨンドブラストのペニス増大/精力増強効果はあるのか?無いのか?結論に入ります。
L-シトルリンは体内でL-アルギニンに変換され、L-アルギニンを摂取するよりも血液中のアルギニン濃度を高めることが知られています。
L-アルギニンは一酸化窒素(NO)を産生してペニスの血管を拡張し、勃起現象に直接かかわる必要不可欠な成分です。
しかし、勃起はペニスだけで完結する現象ではなく、その出発点は脳にあります。
脳が性的な刺激を受けとって、勃起信号を発信しなければアルギニンもシトルリンもそのパワーを発揮することができないのです。
そして、脳の性的興奮をもたらすのが男性ホルモンのテストステロンで、例えばトンカットアリはテストステロンの分泌を促進し、性欲を増強してくれます。
マカは男性ホルモンに影響を与えることはありませんが、脳内で別の作用をすると考えられており、性ホルモンとは関係なく性欲を高めてくれるのが特長です。
アカガウクルアは若返りホルモンといわれるDHEAの分泌を促進し、ED治療に関する研究が進められています。
つまり、リニューアルされたヴォルスタービヨンドブラストは、
「まだまだ性欲はあるけど勃起力が若干落ちてきたかも?」という方には適しているかもしれませんが、「既にそれなりの精力減退を感じている方や、セックス中に高頻度で中折れが気になる方」にはおすすめしにくい商品
というのが、当サイトが分析した最終結論となりました。
ヴォルスタービヨンドブラストのネット口コミによる評価は?
ヴォルスタービヨンドブラストは、リニューアルされたのが2019年5月24日と、発売後間もないため、Amazonのレビューはまだほとんどありません。
つまり、四つ星10%、三ツ星7%が一般ユーザーの投稿と考えていいでしょう。
四つ星以下は肯定的な意見が多いようです(一つ星も9%ありますが)。
ウェブ検索ではアフィリエイターの口コミサイトしか見つからず、当然のことながら、成果報酬目当てなので悪いことは書いてありません。
一般ユーザーがボランティアで書いてくれる口コミならいざ知らず、商売目的の口コミを当てにすることはできませんので、今はパッケージ表記こそが唯一の正しい判断材料といえるでしょう。
すべての食品は食品表示法の適用を受けるため、ヴォルスタービヨンドブラストも例外ではありません。
内容量や原材料表示、添加物表示等に虚偽を記載すれば法律違反になります。
嘘をつくことのできない表記成分の徹底分析こそが、効果の期待値や優良商品であるかどうかを判断する客観的で最適な方法なのです。
ヴォルスタービヨンドブラストまとめ
人気商品のリニューアルとあって期待値も大きかったヴォルスタービヨンドブラストですが、リニューアルの目玉は血管系成分のシトルリンとアルギニンの増量という点だけでした。
その他の成分は混合粉末がメインで、しかも配合量は微量です。
トンカットアリやマカが主力成分から外れてしまい、残念ながらシトルリン・アルギニン以外は旧商品のヴォルスタービヨンドから一歩後退、というのが正直な感想です。
旧商品はそれなりの品質であっただけに、今回のリニューアルは、逆に競合製品の良さが際立ってしまった感が否めず、少々残念な想いです。
当サイトでは、この記事で行った様な徹底分析をあらゆるペニス増大サプリ/精力剤に対して行い、最も効果期待値が高い商品の厳選を行っています。
新しいヴォルスタービヨンドブラストをしのぐバランス力とコストパフォーマンスに優れた商品の分析結果は、以下別記事をご覧下さい。
最後までお読み頂き、ありがとうございました。