ペニブーストプレミアム効果口コミ分析|成分表記から効果期待値を分析
カプセルの長さはなんと22mm、ペニス増大サプリの中で最大級のカプセルサイズを誇るペニブーストプレミアム。
1日あたりの摂取目安はL-アルギニン600mg、L-シトルリン2,000mg、トンカットアリ2,000mgと配合量も増大サプリトップクラスとなっています。
カプセルの内容量についても旧商品ペニブーストの660mgから733.5mgへと大幅増量のリニューアルが施されました。
カプセルサイズのようにペニスもサイズアップできるのか?
大いに気になるペニブーストプレミアムのパフォーマンスをパッケージの成分表記から読み解きます!
ペニブーストファミリー
目次
ペニブーストプレミアムの前身、ペニブーストはタイやアメリカで人気を博したペニトリンがルーツとされています。
ペニトリンを日本国内向けにアレンジしたのがペニブーストで、さらに内容量と成分の種類を大幅に増やした商品がペニブーストプレミアムです。
最近になって元祖ともいうべき日本国内版ペニトリンMAXが発売され、現在国内ではペニトリン、ペニブースト、ペニブーストプレミアムの3商品が肩を並べています。
まずはこれら3商品の違いから見ていきましょう。
ペニトリンMAX(660mg×60粒)
発売開始記念価格10,980円→8,200円
米国・タイで累計100万個を突破したペニトリンを日本人向けに改良した商品
公式サイトによれば原材料は以下の通り。
L-アルギニン | 260mg |
L-シトルリン | 700mg相当(100倍濃縮※現状の5倍増量※現在140mg) |
亜鉛 | 15mg |
ポリフェノール | 15mg |
カルシウム | 5mg |
結晶セルロース | 50mg |
二酸化ケイ素 | 4mg |
トンカットアリ | 150mg相当(10倍濃縮) |
プロポリス抽出物 | 10mg |
上記はボトル容器のラベル表記とは若干異なり、ボトルのラベルでは以下の通りとなっています。
L-アルギニン
スイカ抽出物
トンカットアリ抽出物
亜鉛含有酵母
ポリフェノール(ザクロ由来)
プロポリス抽出物
カルシウム
原材料名に添加物の表記がないのは食品衛生法上問題があると思われますが…ここでは議論せずにおきましょう。
それよりも気になるのはボトルのラベルに「L-シトルリン」の表記が無いことです。
この点については後ほど分析を行います。
ペニブースト(660mg×60粒)
キャンペーン価格 10,980円→8,200円
米国・アジア(日本含む)で累計125万個突破、世界中で絶大な人気を誇る商品が日本人向けにパワーアップ
パッケージ表記の原材料名に対して、公式サイトに記載されている成分量を追記してみました。
L-アルギニン260mg
亜鉛含有酵母
トンカットアリ150mg相当(10倍濃縮)
ポリフェノール
プロポリス
L-シトルリン780mg相当(100倍濃縮)
カルシウム
以下添加物
デキストリン
ゼラチン
ステアリン酸カルシウム
二酸化チタン
成分内容はペニトリンとほぼ同じで、配合量もほぼ同量と推測されます。
L-シトルリンの配合量が若干異なりますが、実際の配合量は100分の1ですから、おそらく誤差の範囲でしょう。
内容からするとペニトリンとペニブーストは同一商品、あるいは姉妹商品という位置づけと思われます。
ペニブーストプレミアム(733.5mg×60粒)
キャンペーン価格 15,680円→11,550円
2019年、ペニブーストの進化版として登場したペニブーストプレミアム。
ペニブーストからの主な変更点は以下の通りです。
カプセル容量 | 660mg ⇒ 733.5mg |
配合成分 | 9種類 ⇒ 82種類 |
L-アルギニン | 260mg ⇒300mg |
L-シトルリン | 780mg ⇒ 1,000mg相当 ※100倍高濃縮 |
トンカットアリ | 150mg ⇒ 1,000mg相当 ※100倍高濃縮 |
プロポリス | 10mg ⇒ 25mg |
ニンニク | 1,100mg相当 ※5倍高濃縮 |
バイオペリン | 5mg |
まず、ペニブーストプレミアム主要成分の配合割合を分析してみます。
この表記に従って、ペニブーストプレミアムの成分量を多い順から推定すると、
1.L-アルギニン | 300mg(公式サイトに記載あり) |
2.ニンニク抽出物 | 220mg(5倍濃縮なので1,100mgの5分の1と推定) |
3.有機プロポリス抽出物 | 25mg(公式サイトに記載あり) |
4.亜鉛含有酵母 | 15mg(ペニトリン、ペニブーストから変化なしと推定) |
5.ザクロポリフェノール | 15mg(ペニトリン、ペニブーストから変化なしと推定) |
6.トンカットアリ濃縮物 | 10mg(100倍濃縮なので1,000mgの100分の1と推定) |
7.L-シトルリン | 10mg(100倍濃縮なので1,000mgの100分の1と推定) |
8.黒胡椒抽出物 | 5mg(バイオペリンと推定、公式サイトに記載あり) |
となります。
食品表示法の基準によれば、亜鉛とポリフェノールの量は、プロポリスの25mgとトンカットアリの10mgの間になることから、ペニトリンやペニブーストと同様の配合量と推定しました。
この推定が正しければ、ペニブーストプレミアムの配合成分は上位8種類まででおよそ600mgとなります。
ペニブーストプレミアムの公式サイトに記載されているように、使用されているカプセルが0号なら、長さ約22mm、横幅約7.7mm、カプセル重量は約100mgです。
内容量にカプセル重量も含んでいる場合、上位8種の成分以外に配合できる重量は33.5mgということになり、内容量にカプセル重量を含まない場合でも、残りの成分は最大133.5mgということになります。
また、黒胡椒以下の成分は配合できて最大5mgまでとなりますが、カルシウム、マカにつづくアミノ酸10種類、明日葉などの天然成分が人体に生理機能の変化をもたらすには、数ミリグラムでは少なすぎるといえるでしょう。
残念ながら、ペニブーストプレミアムのアミノ酸を含めてそれより下位に記載のある成分は、蛇足といって良いくらいの配合量です。
ペニブーストプレミアム8種類の主成分について
次に、ペニブーストプレミアムの主要成分8種類について、その機能性を分析してみましょう。
多い成分から順に、アルギニン、ニンニク、プロポリス、亜鉛、ポリフェノール、トンカットアリ、シトルリン、バイオペリンとなっています。
L-アルギニン
アルギニンはたんぱく質を構成するアミノ酸ですが、体内ではグルタミン酸から生成されるため、必須アミノ酸ではありません。
ただし、子どもは十分な量を体内合成することができないため、準必須アミノ酸でもあります。
アルギニンは成長ホルモンの分泌を促すので、成長期の子どもには欠かせないアミノ酸ですが、大人にとっても筋肉量を増やし、傷や組織の損傷を治すために不可欠な栄養素です。
アルギニンの代謝経路には数多くの代謝産物があり、実にさまざまな物質へと変化します。
そのひとつがポリアミンで、細胞分裂の際にDNAのコピーをつかさどり、細胞増殖になくてはならない存在です。
特に精子の製造には不可欠で、ポリアミンをつくりだすアルギニンは精子の健康に大きな役割を果たしています。
増大系サプリでの最も重要なアルギニンの役割は、勃起のトリガーとなることです。
アルギニンは一酸化窒素合成酵素によってNO(一酸化窒素)をつくりだし、NOは動脈血管の筋肉をゆるめて血管の内径を拡張させる役割を果たします。
ペニスの海綿体には無数の血管が張り巡らされており、これらの血管にNOが作用することで血管が拡張、血液が流れ込んで勃起状態となります。
アルギニンは男性の生殖機能にとっては「必須アミノ酸」といえるかもしれません。
関連参考記事
⇒アルギニンシトルリン効果まとめ
ニンニク
世界中で滋養強壮食として愛されるニンニク。
漢方では高麗人参と並ぶ最上薬として珍重されてきました。
ニンニクから得られるスタミナのもとは「アリイン」という化合物ですが、ニンニクを刻んだりつぶしたりすると細胞壁が壊れてアリインがアリシンへと変化します。
アリチアミンは疲労回復に効果のあるニンニク注射の主成分で、一般用医薬品アリナミンのベースとなった化合物です。
ニンニクはスタミナ維持と疲労回復をもたらし、二人の終わらない夜を演出してくれることでしょう。
プロポリス
ペニブーストファミリーには、ペニトリンのころから、男性向け増大サプリには珍しいプロポリスが配合されています。
プロポリスはミツバチが集めてくるさまざまな樹木や植物の樹脂や樹液と、ミツバチ自身の唾液を混ぜ合わせたもので、天然の抗生物質と呼ばれるほど抗菌作用、抗ウイルス作用に優れています。
一見すると増大サプリとは関係のなさそうな成分ですが、実はプロポリスの持つ強力な抗酸化作用によって、体内の活性酸素を除去し、老化を抑制することで性機能の維持向上に役立つと考えられます。
亜鉛
亜鉛は体内で数百種類を超えるホルモンや酵素の一部となり、生体機能の調節に欠かせないミネラルで、欠乏すると皮膚炎や口内炎、味覚異常などを引き起こします。
また、細胞分裂にも深く関係しており、精子の生成にも欠かせない役割を果たしています。
海外ではセックスミネラルと呼ばれるほど、性機能に対して大きな影響を与えることが知られています。
また、男性ホルモンの体内濃度とも相関しており、毛髪の亜鉛含有率が高い男性はテストステロン値が高い、という報告もあります。
男性の場合は1日に10mg程度の摂取が必要とされますが、これはカキなら4個、レバー約150グラムに相当します。
亜鉛はビタミンCと同時に摂取すると吸収率が向上しますので、生ガキにレモンの搾り汁は理にかなった食べ方です。
いかにも精力がつきそうに思えるのは、まんざら気のせいではないのかもしれません。
参考記事
⇒亜鉛の精力増強効果まとめ
ザクロポリフェノール
ザクロポリフェノールもペニトリンから続くおなじみの成分です。
ザクロには強力な抗酸化活性を持つポリフェノールが大量に含まれており、この抗酸化能はブルーベリーやプルーンをしのぎます。
ザクロポリフェノールは活性酸素を除去して細胞が若さを保てるように働くため、アンチエイジング、特に勃起力が気になる方は積極的に摂りたい成分です。
なお、ザクロの種子には女性ホルモン様物質が含まれていますが、含有量はごくわずかであり、女性ホルモンとしての作用は認められていません。
トンカットアリ
トンカットアリはマレーシア周辺の熱帯雨林に自生する植物で、東南アジアでは古くから滋養強壮ハーブとして使用されてきました。
トンカットアリに含まれる機能性成分は高麗ニンジンと同様のテルペン類やアルカロイドなどです。
トンカットアリは、まさに天然のバイアグラと呼ぶにふさわしい機能性食品といえます。
関連参考記事
⇒トンカットアリの効果効能まとめ
バイオペリン
バイオペリンとは、コショウ科のスパイスに特徴的なピペリンという化合物の濃度を高めた機能性成分で、米国のインド系ハーブメーカーの商品名です。
バイオペリンの最大の特長はさまざまな栄養素の吸収効率を高めることで、特にアミノ酸や亜鉛の吸収には効果的です。
他の増大系サプリでもバイオペリンを配合する商品が増えてきています。
L-シトルリン
増大系サプリに欠かせないL-シトルリンですが、その機能性はほぼアルギニンと同じです。
なぜなら、経口で摂取したシトルリンの大半は体内でアルギニンに変化するからです。
アルギニンについては最初に説明したとおり、ペニスの海綿体血管を拡張して勃起を促す、成長ホルモンの分泌を促進する、ポリアミンをつくり出して性能力を向上させる、など男性には欠かせない機能があります。
シトルリンの摂取は、アルギニンの直接摂取よりも、こうしたアルギニンの機能性を高めてくれるのです。
関連参考記事
⇒アルギニンシトルリン効果まとめ
ところで、ペニブーストプレミアムに配合されているシトルリンは、「100%天然成分から濃縮抽出された”100倍濃縮”L-シトルリン」と公式サイトに表記されています。
現在、サプリメントなどに使用されるL-シトルリンは酵母を発酵させて製造される「発酵法」による製品が一般的で、その純度は規格として99%以上とされています。
99%以上の純度を持つシトルリンの結晶をさらに濃縮することは不可能なので、ペニブーストプレミアムに配合されているシトルリンは、表記のとおり「天然シトルリン」なのだろうと思われます。
シトルリンはもともとスイカから発見されたため、スイカの学名「シトルラス」から名付けられたのですが、ペニブーストのルーツであるペニトリンにはL-シトルリンの原材料名はなく、代わりに「スイカ抽出物」と記載されています。
ですので、ペニブーストファミリーのL-シトルリンはスイカから抽出された天然物である可能性が非常に高いと考えられます。
スイカから抽出されたシトルリンであれば、100倍に濃縮されたとしても不思議はありません。
ちなみに、ペニブーストファミリー3商品の製造元である老舗の健康食品製造企業「有限会社ノルデステ」では超高圧加工と超臨界加工というふたつの特殊技術を用いて、さまざまな成分の抽出・製造を行っているようです。
スイカから抽出された天然シトルリンか、発酵法による高純度L-シトルリンがいいのかは一概にはいえません。
スイカにはシトルリンだけでなく、抗酸化色素のリコピンやポリフェノールの集合体であるタンニンなどの健康成分が含まれているので、トータルの健康効果はスイカ抽出物のほうが優れているかもしれません。
ちなみに、スイカ100gにシトルリンは180mg程度含まれるとされています。
これを100倍に濃縮すると1gあたり180mgということになります。
1g=1,000mgなので1,000mg相当といえばさらに100分の1となり、スイカ抽出物として10mg=シトルリン1.8mgとなります。
つまり、ペニブーストプレミアム1カプセルに含まれるシトルリンは1.8mgと推定されることになります。
ペニブーストプレミアムの口コミ
公式サイトで「爆発的進化を遂げた」とうたうペニブーストプレミアムですが、口コミの評判はどうでしょうか?
公式サイトにはユーザーのコメントがありませんが、「ペニブーストプレミアム」で検索してみると、実に多くの口コミサイトが見つかります。
アフィリエイトにはさまざまなジャンルの商品がありますが、増大系サプリのアフィリエイト報酬は一般的な商品よりも高額なので、ネット上にはたくさんのアフィリエイトサイトがあります。
当然ですが、そのほとんどは商品に対するネガティブな情報は書きません。
こうした口コミサイトから真に正しい情報を得ることは不可能といっていいでしょう。
参考までにネット上にあふれる口コミサイトの一部をご紹介しましょう。
<ペニブーストプレミアムの口コミ体験レポート>
飲み続ける価値のあるサプリ。
⇒辛口レビューといいながらマイナスポイントは「販売数が少なく、購入できないことがある」というコメントのみ。
このコメントは購入を急がせるためのものです。
<ペニブーストプレミアムを3カ月間試して効果を検証!>
⇒デメリットを4つ挙げていますが、購入へと誘導するものばかりでした。
「1.即効性はない」=3か月分のまとめ買いを勧誘、「2.やめるとサイズは元に戻る」=継続購入に誘導、「3.維持するためには費用がかかる」=相応の費用対効果を暗示、「4.粒が大きくて飲みづらい」
(※1はサプリである以上仕方のない事実、4はそのままですが本当の事です)
そのほか、Amazonで3件、楽天で1件の口コミがみられました。
Amazonでは5つ星が2ユーザー、1つ星が1ユーザーでした。
5つ星のコメントは投稿時期が近く、同一人物かサクラによるコメントの可能性が高いと思われます。
1つ星をつけたユーザーのコメントは「大きくなりすぎてズボンがはけなくなった」というばかばかしいものでした。
一方、楽天の評価は5つ星が1件のみ、Amazonのレビューと同時期のもので、こちらもサクラか関係者によるものと推察されます。
ペニブーストプレミアムまとめ
ペニトリンから続く人気増大サプリのペニブーストプレミアムですが、正直なところ、今回の「爆発的進化」については「小規模爆発」程度に感じています。
アルギニンが260mgから300mgに、シトルリンは780mg相当から1,000mg相当へ、トンカットアリ150mg相当から1,000mg相当へ、プロポリス10mgから25mg、そしてニンニク1,100mgとバイオペリン5mgが追加されており、
ここまでの増加増量で価格据え置きだったら「買い」だと思うのですが、5mg以下しか配合できない「余分な」成分を70種類以上も追加したうえで3,000円以上もの価格アップには首をかしげざるを得ません。
アルギニンはリアルに300mg、天然シトルリンとニンニク、トンカットアリの組み合わせは魅力的ですし、ポリフェノールとプロポリスもアンチエイジングからの勃起力増強にはいい組み合わせだと思いますので、今後のさらなる成分絞り込みとコストダウンを期待したいところです。
こうした増大系サプリの評価において口コミはあてにならず、真に有効な情報を求めようとするならば、やはりパッケージの原材料表記に勝るものはありません。
配合されている成分が「本当にペニス増大に役立つ成分なのか?」「勃起や増大に貢献できる配合量なのか?」これを見極める手段はパッケージの成分表記のみです。
当サイトでは、この記事で行った様な徹底分析をあらゆるペニス増大サプリ/精力剤に対して行い、最も効果期待値が高い商品の厳選を行っています。
ペニブーストプレミアムをしのぐバランス力とコストパフォーマンスに優れた商品の分析結果は、以下別記事をご覧下さい。
最後までお読み頂き、ありがとうございました。