トンカットアリの効果とは?~濃縮エキス配合サプリも同時解説!
最近
「疲れが取れない」「セックスライフを楽しむ余裕がない」「気分が乗らず活力が出ない」
などといった悩みを抱える男性が増えています。
もしあなたも、そうした悩みを抱えているなら朗報です!
この記事では、滋養強壮に効果のあるトンカットアリの効果について解説していきます。
トンカットアリとは?
目次
トンカットアリは、東南アジアのマレーシア原産のハーブの一種です。
ニガキ科の植物でり、東南アジアの熱帯雨林地帯に自生しています。
現在でも、トンカットアリの栽培は非常に困難で、栽培するのは不可能とまでいわれています。
一応、栽培に成功しても収穫できるまでに約10年の歳月を必要とします。
マカのように容易に栽培することができないので、入手が困難なため、近年、トンカットアリがED治療や滋養強壮に効果があるとして注目されていますが、流通量が少なく価格も高額になる傾向にあります。
しかも、天然のトンカットアリは、熱帯雨林のジャングルの中で自生しているため、ジャングルを知り尽くした地元の人でないと、天然のトンカットアリを見つけることができないのです。
いわば、「天然の精力剤」として重宝されていたのでしょう。
いつの時代でも、男性が願うことは同じなのですね。
本来のトンカットアリの飲み方は、トンカットアリの根を煎じて飲むというものですが、良薬は口に苦し、と言いますが、苦くてとても飲めたものではないようです。
そのため、日本でトンカットアリを飲むのであれば、サプリメントにして飲むのがおすすめです。
しかし、おいしくないというのは、マカやクラチャイダムも同じです。
やはり、良薬は口に苦いようですね。
トンカットアリの成分
トンカットアリの成分は下記のものです。
・グリコサポニン
・ユリペプチド
・ポリサッカライド
・カシノイド
・アルカロイド
・ステロール
・アルギニン
・亜鉛
このような成分が含まれています。
グリコサポニン
サポニンは、朝鮮人参などの漢方薬に多く含まれている成分ですが、トンカットアリの40%がグリコサポニンです。
内臓などの循環器系の代謝を高め、血流の促進効果があります。
サポニンには、抗酸化作用があります。体の中に活性酸素があると、血液中の脂肪やコレステロールが酸化されます。
この結果悪玉コレステロールが生成されるのですが、サポニンにはこれを阻害する働きがあります。
つまり、活性酸素を排除して悪玉コレステロールの生成を抑え、動脈硬化を予防することが可能となるのです。
また、サポニンには免疫力を向上させる作用があるため、風邪を引きにくい丈夫な体を作ります。
さらに、サポニンには余分な脂肪の蓄積を抑える働きがあり、肥満防止に役立つほか血流改善や肝機能アップにも効果があります。
ユリペプチド
トンカットアリの22%がユリペプチドです。
コレステロールを男性ホルモンのテストステロンに変換させる効果があります。
また、男性ホルモンの分泌を抑制するグロブリンとアルブミンを阻害する効果があります。
アルブミンは、体内の血漿蛋白のうち約60%を占めており、体内に一定量の水分を維持したり、血液量を調整するのに重要な役目を果たしています。
このため、アルブミンが減ると血液量が少なくなったり血管外に水が溜まったりする障害が発生します。
また、アルブミンは脂肪酸やホルモンなどと結合して、体の隅々まで届ける役割も果たしています。
このように、人の体内において重要な働きをしているアルブミンですが、男性ホルモンの分泌を阻害して、人体に害をなしてしまうこともあります。
ポリサッカライド
トンカットアリの20%がポリサッカライドです。
ポリサッカライドには免役力向上効果があります。
ちなみに、ポリサッカライドには、糖尿病を改善する効果もあります。トンカットアリ以外にも、緑茶を水出しするとポリサッカライドが抽出されますが、これを摂取すると血糖値を下げることがわかっています。
そのため、糖尿病に効果があるわけです。
多くの場合、糖尿病にかかると勃起力が低下すると言いますが、ポリサッカライドがそれを抑えてくれるので、結果として勃起力の回復につながることになります。
アルカロイド
アルカロイドは鎮痛剤などに使用される成分です。
脳に作用することにより、ストレス軽減効果が期待できます。
また、体内の血液循環系を整える効果もあります。
アルカロイドは、もともと植物が動物に食べられないように、葉や茎の中に持った毒性物質の総称です。
植物が作り出す毒には、ケシが作るモルヒネや、トリカブトのアコニチン、タバコに含まれるニコチンなどがあります。
しかし、毒であるはずのアルカロイドの中には、タキソールなどのように、抗がん剤として利用されている成分もあります。
このように、一般的にアルカロイドは毒性物質とはいえ、中には人体に役立つ成分もあるのです。
トンカットアリが持つアルカロイドもそのひとつです。
ステロール
ステロールを摂取することにより、コレステロール値を抑える効果のほか、精子の生産量を増やし、精子の運動能力を向上させる効果もあります。
植物性ステロールは植物の細胞を作る成分のひとつで、豆類や穀物の胚芽に大量に含まれています。
コレステロールなどと同様に脂質の一種ですが、植物性ステロールは、植物の細胞膜を作る原料であるのに対して、コレステロールは動物の細胞膜を作る材料である点が違います。
人体の中には、植物性ステロールとコレステロールが混在しています。
このうち、コレステロールは吸収率がよく、体内に吸収されやすいのですが、植物性ステロールは体内にはほとんど吸収されません。
そこで、体内に植物性ステロールが増えると、その分だけコレステロールが減って体内に吸収されるコレステロールが少なくなるという効果があります。
つまり、植物性ステロールを摂取すると、結果としてコレステロールが少なくなり、動脈硬化などの恐れが減少するという効果が期待できるのです。
アルギニン
血管拡張効果・成長ホルモンの分泌促進効果があります。
詳しくはあとで述べします。
亜鉛
必須ミネラルであり、ED予防や男性ホルモンの分泌促進効果、免疫力のアップ効果などがあります。
亜鉛は人体に欠かせない成分で、特に男性の性機能を活性化するのに有効です。
そのため、海外では亜鉛のことをセックスミネラルと呼ぶこともあります。
亜鉛にはさまざまな効能があり、味覚を正常に保ったり、抗酸化作用を抑えたり成長ホルモンの分泌を活性化する働きもあります。
また、肌や髪を美しくする効能もあり、アンチエイジングにも役立ちます。
このため、亜鉛が不足するといろんな弊害が生じるため、サプリメントなどで十分な量を摂取することが推奨されています。
トンカットアリの効果について
ここからはトンカットアリを飲むことで得ることのできる効果について紹介します。
ただし、トンカットアリは薬ではありませんので、飲んだらすぐに効果が出るわけではありません。
トンカットアリは長期的に飲むことで、高い効果を期待することができます。
トンカットアリのテストステロンの分泌促進効果
トンカットアリは、男性が男性らしくあるためのホルモンである、テストステロンの分泌を促進させます。
テストステロンの分泌量は20代~30代をピークとして減少していきます。
しかし、減少スピードを遅くすることは可能であり、70代であっても40代のテストステロン量を維持している男性もいます。
また、男性更年期障害の予防にもテストステロンは効果を発揮します。
そして、テストステロンを増やすことで、
・体力&活力のアップ
・闘争心や競争心のアップ
・抗うつ効果
・男性機能のアップ
などが期待できます。
テストステロンが減少すると、内臓脂肪がたまりポッコリお腹の中年太りになってしまいます。
また、EDや中折れなどの原因にもなりやすく、異性への興味もなくなってしまいます。
テストステロンは生殖機能だけでなく、男性の心身に大きな影響を与えるホルモンです。
つまり、いつまでも若々しく元気でいたいのであれば、テストステロンの分泌量をアップさせるのは必要不可欠です。
薄毛・ハゲの予防効果
テストステロンは5αリダクターゼと結合することで、ジヒドロテストステロンというホルモンに変化します。
このジヒドロテストステロンが男性型脱毛症であるAGAの原因物質なのです。
AGAは、テストステロンと5αリダクターゼが結合しないようにすれば改善します。
では、なぜ、ジヒドロテストステロンが生成されるのかといいますと、体内のテストステロンの量が減少するからなのです。
テストステロンが減少するとホルモンバランスが崩れてしまうので、強い男性ホルモンであるジヒドロテストステロンが生成されるのです。
しかしこのジヒドロテストステロンは、テストステロンとは異なり、悪玉男性ホルモンといえるほど、男性にとってはデメリットの多いホルモンなのです。
あまり知られていませんが、テストステロンが減少すると、男性更年期障害を発症することがあります。
まず、男性にも更年期障害があることもよく知られていないのですが、男性にも更年期障害があり、一度発症すると女性の更年期障害よりも重症になることが少なくありません。
LOH症候群(加齢男性性腺機能低下症候群)と呼ばれることもあり、40代後半頃から発症する例が多いようです。
テストステロンは加齢とともに分泌量が減っていきますが、何かの原因で急激にテストステロンが減少すると、体のバランスが崩れてしまいますが、この結果男性更年期障害となることもあります。
50代や60代になってこういった症状が発生すると、「年のせいかな」と思って見過ごしがちなのも、男性更年期障害の特徴です。
放置すると重症化するおそれがあるため、専門医の検診を受ける必要があります。
このように、テストステロンは男性機能だけでなく、あらゆる面で男性にとってなくてはならないホルモンだということがわかります。
生活習慣を改善すれば、テストステロンの減少スピードを遅くすることも十分可能ですから、あきらめる必要はありません。
また、トンカットアリには育毛効果のある亜鉛も含まれています。
亜鉛にはアミノ酸が髪の毛になるのをサポートする働きがあります。
さらに、血管を拡張する効果のあるアルギニンが含まれていますので、髪の毛に栄養がいきわたるようになり、健康な頭髪環境を整えることができるようになります。
筋肉増強効果
トンカットアリには、テストステロンの分泌量をアップさせる効果があります。
テストステロンの分泌量が多い状態で筋トレなどのトレーニングをすると、筋肉がつきやすくなります。
ただし、トンカットアリを飲んでいれば、自動的に筋肉がつくというわけではありません。
あくまでも筋肉がつきやすい体質になるだけです。
つまり、同じ運動をしても、筋肉がより多くつくようになるということです。
筋トレをする際には、筋肉の原料になる栄養素を摂取しなければなりません。
筋肉を太くするためには、たんぱく質やアミノ酸の摂取が重要になります。
筋肉をつけるためにトンカットアリを飲むのなら、寝る前に飲めば高い効果が得られます。
トンカットアリの女性への効果
トンカットアリは女性にもしっかり効果があります。
女性へのトンカットアリの効果は下記のとおりです。
・免疫力の向上
・代謝の活性化による美容効果
・血行促進効果
このように、トンカットアは女性にもさまざまなな効果があるのです。
トンカットアリを女性が飲むことで、女性ホルモンの分泌が促進されるため、女性らしさのアップにつながります。
女性はホルモンバランスが崩れやすく、しかもホルモンバランスが崩れると、それに引きずられて自律神経も乱れてしまいます。
自律神経が乱れると、生理不順を引き起こしやすくなるので、生理不順の女性もトンカットアリを服用すると改善効果があります。
トンカットアリの副作用について
トンカットアリは、医薬品ではないため、副作用や毒性はありません。
効率的に有効成分を摂取することができる、栄養補給効果だけがあるのです。
ただし、アレルギー反応が起こる可能性は否定できません。
ハーブなのでアレルギー反応を示す方は少ないと思いますが、それでもゼロというわけではありません。
トンカットアリを飲み始めて体に異常を感じたら、ただちに飲むのをやめた方がいいでしょう。
しかし、安全性は極めて高い食材です。
トンカットアリはサプリで摂取
トンカットアリはサプリで摂取するのが一般的です。
トンカットアリそのものを購入して飲む方法もありますが、前述したように非常にまずいので、継続的に飲み続けるのは事実上不可能でしょう。
そして、日本ではDHCがトンカットアリエキスのサプリメントを販売しています。
トンカットアリの濃縮エキスについて
トンカットアリの販売キャッチコピーに100倍濃縮とか200倍に濃縮などと謳っている商品があります。
100倍や200倍に濃縮といわれると、それはすごい効き目がありそうに思ってしまいます。
しかし、100倍に濃縮されたからといって、イコール効果が100倍というわけではありません。
良い例としてめんつゆがあります。
めんつゆも2倍濃縮や3倍濃縮となっています。
そして、めんつゆは、そのまま使用するのではなく水に薄めて使用します。
水に薄めてはじめて普通の濃度になるように作られています。
そして、勘の良い方ならもう気がついたと思いますが、100倍、200倍に濃縮されたトンカットアリも基本的に同じなのです。
つまり、100倍や200倍に濃縮をしたところでトンカットアリの有効成分の効果も100倍や200倍になるわけではないのです。
トンカットアリを粉末にするために100分の1まで余分な成分を省いたのを、100倍濃縮、200倍濃縮と呼んでいるにすぎないのです。
結局のところ、何百倍に濃縮されていようが、有効成分である、アルギニンや亜鉛などがどのくらい配合されているのかという方が重要なのです。
含有量が○○グラムと記載されているのでしたら、100倍濃縮されていても、○○グラム以上の効果を得ることはできません。
数字のトリックというものですが、「100倍に濃縮されている≠有効成分が100倍効果を発揮する」というわけではないのです。
このため、濃縮エキスというキャッチコピー騙にされることなく、記載されている有効成分の量を見てサプリメントを購入することが大切です。
これに関しては、以下の記事で更に掘り下げて詳細解説していますので、併せてご覧ください。
⇒検証!効果のあるペニス増大サプリと効かないサプリの比較基準を暴露!
トンカットアリにプラスすべき必須の成分とは?
トンカットアリには、精力増強効果や滋養強壮効果が確かにあります。
しかし、精力、特に勃起力については、誤解を恐れずにいえば不十分なのです。
トンカットアリに含まれている成分は、グリコサポニン40%・ユリペプチド22%・ポリサッカライド20%であり、残りの18%の中に他の成分が含まれています。
この18%の中に含まれている「アルギニン」は精力増強・勃起力アップに欠かすことのできない準必須アミノ酸です。
アルギニンを摂取すると、2つのメリットがあります。
もちろん、精力増強・勃起力アップ以外にも、成長ホルモンの分泌や動脈硬化の予防、免疫力アップなどの効能もあります。
特に一酸化窒素の産生は、勃起力アップには欠かすことができません。
EDの原因はテストステロンの不足か一酸化窒素の不足のどちらかであるといわれるほど、一酸化窒素は勃起に欠かすことのできない成分なのです。
そして何より、トンカットアリには含まれていない成分で、それでいて精力・勃起力アップには絶対欠かせない必須の成分が存在します。
それはシトルリンです。
つまり、トンカットアリに亜鉛などのセックスミネラルを追加した上で、さらにアルギニンとシトルリンを摂取することにより、あなたの悩みをパーフェクトに取り除くことができるでしょう。
シトルリンとアルギニンの相乗効果は、勃起力アップを実現する上で非常に重要なので、必ず知っておく必要がありますが、この記事に載せると長くなりすぎるため、以下の別記事に分けて詳細解説しています。
併せてご覧下さい。
精力増強、勃起力アップを、より「確実なモノにしたい」という方には必見の情報満載です。
トンカットアリの効果[まとめ]
トンカットアリはマレーシア原産のハーブです。
味は非常にまずいので、サプリメントで摂取することをおすすめします。
近年、ED予防や精力増進効果が注目されてきましたが、栽培が困難であり、市場へはあまり流通していません。
仮に購入してもまずいので、毎日飲み続けることは困難でしょう。
トンカットアリに含まれている栄養素は、
・グリコサポニン
・ユリペプチド
・ポリサッカライド
・カシノイド
・アルカロイド
・ステロール
・アルギニン
・亜鉛
などです。
この中で、精力増進・勃起力アップに欠かすことができない栄養素が「アルギニン」と「亜鉛」です。
もちろん、その他の栄養素も男性ホルモンのテストステロンの分泌量をアップさせる効果がありますが、精力増進・勃起力アップに注目すれば、アルギニンと亜鉛、そしてトンカットアリには含まれていないシトルリンは、別に摂取したほうがいいでしょう。
トンカットアリの効果は、男性ホルモンのテストステロンの分泌量をアップさせること、それに関連して抜け毛・ハゲ予防、筋トレによる筋肉がつきやすい体質になるなどがあります。
また、女性が服用しても女性ホルモンの分泌促進、血行促進効果、免疫力向上効果、代謝のアップによる美容効果などが期待できます。
また、トンカットアリのサプリメントの中には、トンカットアリエキスを100倍濃縮、200倍濃縮したと謳っているものがありますが、これは数字のトリックであり、100倍濃縮されていようが、200倍濃縮されていようが、有効成分の効果が100倍、200倍になるというわけではありません。
有効成分の含有量をしっかりと確認して、「100倍濃縮」という言葉に惑わされないようにしましょう。
※併せて読むと効果の高い記事※
⇒アルギニン/シトルリンの効果まとめ[摂取量、食べ物、サプリ、副作用等]